INNOVATORS CAREER

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井上さん
代表取締役

全てのキャリアを掛け合わせ、独自の不動産・建築業界の改革へ

株式会社THIRD代表取締役井上 惇

株式会社THIRDの代表取締役・井上惇さんは、学生時代から飛び抜けたリーダーシップを発揮しながら、”これだ”と確信できる事業を作り上げるために奔走。これまで関わってきた業界は、IT・金融・経営コンサルから現在の不動産・建築と多岐に渡る中で、全ては「(事業を立ち上げるために)必要だった学び」だと語ります。そして、現在牽引されている事業は、ご自身のキャリア全てが詰まったものに。不動産・建築業界へ、AI・ITの新たな息吹をもたらそうと邁進される、井上さんの夢と未来への展望を伺いました。

「全ての点と点が繋がった」ー自身のキャリアだけでなく事業にも大きな影響をもたらす

井上さんのキャリアステップは、どんなものだったのでしょうか。

学生の頃から、将来自分自身でビジネスをしたいという思いがあり、大学時代にはNPO団体を立ち上げました。団体では”国際的なリーダーを育成する”ことをミッションに掲げ、日本の大学生が米国にて「座学と実学からグローバルなリーダー像を習得できる教育システム」を確立しました。

卒業生は1,000名以上となり、その団体出身の有名な起業家も増えてきています。今思うと、祖父が起業家だったこと、また父親が40才でMBA取得など大胆にアクションする家庭の環境に影響を受けたことも、団体創業への挑戦に繋がったのではないかと思います。大学では、単位が取得できる英語のコースの立ち上げ時期にも関わり、生徒が“どんな授業をしたいのか”を教授に提案し、授業プログラム自体を作ってしまうという取り組みも経験しました。このように、当時から自発性を重要視し、自分自身で掴みとる癖がついていたのかもしれません。

大学に通いながら、課外活動とともに夢に向かって邁進していましたが、1社目のキャリアには大変悩みます。結果的には就職せず、1年ほどアメリカと中国を放浪しました。その時期に、香港で冷凍食品工場のERPシステム導入を、学生インターンとして経験しました。当時はeコマースの黎明期でしたが、インターネットやITの可能性と勢いを肌で感じ、今後起業するのであればITは必ず学んでおきたいと、外資系ソフトウェアの会社へ新卒入社し、データベースエンジニアとしてのキャリアを積みました。

井上さん

新卒入社後から、現在代表取締役になるまでの経緯は?

外資系金融企業へ転職し、一度ITのキャリアをリセットしました。何故なら、今後ビジネスを立ち上げるにあたって、”IT”はある程度学ぶことができたので、次に”お金の流れ”を学ぶ必要があると思ったからです。ここでは、外資系金融機関にてマーケティングや商品設計に携わりました。

その後、証券会社を立ち上げるメンバーとして働き、創業時に発生するあらゆる業務の立ち上げ、仕組み作りまで幅広く従事しました。3年ほど金融業界を経験後、今度は経営の手触り感を得たいと模索していた矢先、株式会社リヴァンプに出会いました。こちらへ転職後は、不動産・建築業界のコンサルティングチームに配属されます。ここでの約4年間は、大手不動産デベロッパーの中期経営計画の立案、用地買収の高度化、マーケティング改革、不動産の再生、新規ビジネスの立ち上げなど多岐に渡る経験をしました。

ITと金融業界は、インフラビジネスであり、整理された大量のデータによる意思決定が行われていた世界でしたが、この不動産・建築業界では一転して、業務がブラックボックスで俗人的な部分が非常に多く、巨大な業界でありながら、労働集約型のビジネス形態である故に他産業と比較するとテクノロジーの導入が遅れているように感じました。

しかし、ブラックボックスな業務を自ら体験して理解すると改革のタネはたくさん潜んでいるーーこれは面白いと思い、2017年夏頃、株式会社THIRDへジョインしました。THIRD自体は、2015年にゼネコン業界出身のOBによって創業した会社です。ジョインした時、これまで自分が積み上げてきた「IT」「金融」「証券会社の立ち上げ」「経営コンサル」「不動産・建築」という全ての点と点が合致し、強い使命感を感じました。また、このように積み上げてきた土台が、現在THIRDの事業作りに置いて、母体のように繋がっているのではないかと思っています。

「経営改革の変数は、現場にしか落ちていない」ー現場がもっとフォーカスされる未来へ

現在、どのようなビジネスをされていますか?

「管理ロイド」という、不動産管理会社向けのSaaSサービスを提供しています。自分は現在代表取締役という役目ですが、入社してから今でも一貫してゼロイチのフェーズに携わることが多いです。入社して最初に実施したことは、創業ビジネスであった建築コスト削減の技術を再定義して、そこに投資と経営の概念を合わせた経営コンサルティングビジネスを1から立ち上げました。

井上さん

その後は、「管理ロイド事業」立ち上げ、現在は「工事ロイド」事業の立ち上げに携わっています。

不動産業界・建築業界は多重請負構造でもあるので、第三者的にみるとブラックボックスな業界に見えがちです。これが故に他産業の常識が通じない”非効率な状態”に陥りがちだと考えております。こうしたブラックボックスを透明にし、現場に落ちている経営改革の変数を拾い上げ、その変数に対してテクノロジーを導入して課題改善を担う事をTHIRDは行っています。

こうした中、そのドメインエキスパートである「工事や管理を自らできるメンバー」、経営目線/投資目線にて大企業のお客様に対して改善提案ができる「経営改革/投資ができるメンバー」、課題解決の手法論であるテクノロジーを実装できる「AI・ITの開発メンバー」が揃った弊社では、業界内でも珍しいポジションに位置しております。

特に苦労されていることや、課題に感じていらっしゃることを教えてください。

不動産業界のビジネスは、現場への理解無しに導入することは難しい、ということですね。私自身も、不動産・建築の現場の解像度が高くない頃は、現場へ入ることで”手触り感”を実体験として掴みました。マーケ改革をするなら自らティッシュを配る、用地を売るなら自分で用地買収のために突撃するーーそんな姿勢を、「経営改革の変数は現場にしか落ちていない」というイズムを自分の中で大事にしながら、どれだけ現場の課題を抽出してこられるか。そして、テクノロジーに反映していくことができるかが、私の理念です。

井上さんは今、どんな未来を描いていますか?

不動産管理業/工事の現場に携わる様々な立場の方の地位が上がっていくような世界を作りたいです。実は建物は機械の塊で、機械は必ず壊れる宿命なのでメンテナンスや修繕工事が発生します。我々が普段何気なく利用している住宅・事務所・商業施設などの建物を安全・安心して使える裏側には、設備管理・警備も清掃を実施してくださっている不動産管理会社様がいらっしゃるんです。

井上さん

買い物やエンタメを楽しむためには安心と安全が担保されている事が必要ですよね。ただ、それらを支えてくれる大事な存在へ、中々世の中の注目がされにくい実情があります。こうした方々は本来の業務以外に報告書や申請書作成など、単純業務や重複業務を行わなければなりません。その業務を効率化し、不動産管理会社様の労働生産性を高める事を管理ロイドで提供しています。

また、不動産で不具合(水漏れなど)が発生した場合、応急処置をした後に修繕工事が発生いたします。こうした工事は、一物一価(一つとして同じものがない)であり、工事の実務に携わっていないと適正価格を理解することはできません。この課題を解決するために、AIにより工事の適正価格を算出する技術を開発いたしました。このAIによって業界全体の、修繕工事の発注効率が促進されることで、物件オーナー様、不動作管理会社様、現場で働く職人の方々が全員がWINになる仕組みを提供しております。

このように管理業の現場へ関わる様々な立場の方がより快適に働ける一助になる仕組みを作っていきたいです。

これからスタートアップへ入社を検討されている読者の方に、メッセージをお願いします。

「一度しかないご自身の人生。是非、大きな夢を描いてください」とお話しすることが多いです。私自身はというと、キャリアチェンジ(転職)の瞬間瞬間でその都度起業に最短のルートは何か?という視点で考えてきましたが、まさか自分が不動産・建築分野に辿り着くとは想像もしていませんでした。転職のタイミングで悩んで、自分なりの最善の答えを選択肢、踏み出してみた所、結果として現在の形になりました。

転職は、ご自身の人生を変えるための大きなエネルギーがいるイベントですよね。最高の経験をするためには、大きな夢から逆算したアプローチをすることをお勧めします。今や働き方の選択肢は増え、大企業の就職することだけが正解ではなくなってきました。将来どんな場所でも活躍できるよう、自分が切れる手札(選択肢)をどうしたら増やせるのかという観点で考えてみるのも、良いのではないでしょうか。

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