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VPoE

カラダノート VPoEに聞くー入社後の活躍と開発組織拡大の秘訣

株式会社カラダノートVPoE堀内 栄一

堀内栄一さんは、株式会社カラダノートでVPoEの役職を担っています。大学在学時からエンジニアを目指し、大学院でコンピューターサイエンス(情報工学)の修士号を取得後、発電プラント関連の動特性モデルのシミュレーションからWeb開発まで3社で幅広いエンジニアリングの経験を積み現職へ。これまで培ってきたマネジメント経験と独自のポリシーを活かし、同社の全サービスの開発を横断して管掌するプロダクト本部を大きく成長させてきました。ここに至るまでの経緯や思いを、堀内さんに詳しく伺いました。

■成功の秘訣は「入社前に活躍イメージを持つことができるか」

ー 堀内さんのこれまでの遍歴について教えていただけますか。

情報系の学部へ進学した大学1年時、初めて書いたプログラムを面白いと思えたことから、大学院でもコンピューターサイエンス(情報工学)を専攻するなど、以降はエンジニアの道へ一直線に進みました。まだ若い18歳の頃に、自分の軸にしたいと思えることに出会えたのはラッキーだったと思います。

新卒では、中堅のSIer企業に入社。石川、茨城、青森…など、地方を半年ずつほど転々とし、原子力発電所のシミュレーションを担っていました。仕事では古いプログラミング言語を使う業務でしたが、厳しい先輩方に揉まれながら、ハードな環境で自分の限界に挑戦し、社会人の基礎を鍛えることができた良い経験です。4年半ほど経って、自社開発の企業へ転職し、シリコンバレーの大手企業でマネジメントをされていた社長のもとで自社開発のノウハウを身に着け、現在の会社が4社目です。

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ー 現職への入社のきっかけは?

これまでの会社でのマネジメントスタイルは、いわゆる“プレイングマネージャー”のような形。自身のマネジメント能力の未熟さとマネジメントの力が組織にもたらす可能性に気づきはじめ、転職活動を始めました。ちょうど我が家に子供を授かった時期で、身の回りの関心事であったヘルスケア領域の「カラダノート」社が目に付きました。リモート形式のカジュアル面談で代表の佐藤やメンバーと話す中で、シンプルに“1番合うな”と感じました。

この頃の当社はまだエンジニアが潤沢にいない時期でしたので、自分がマネージャー職で入るならば経営サイドと根本的な考えや価値観が合わないと、会社を次のステージへ押し進められないと思っていました。そうしたベースロジックの確認を経て、最後には代表の誠実さに惹かれ入社を決めました。

入社前、エンジニアメンバーに1on1面談を数回申し込みました。カラダノートの社員として、そしてマネージャーとしての自分自身の動き方を想定した上で入社日を迎えたかったので、今後の構想などをディスカッションさせてもらった形です。会社の課題感についても社長からヒアリングしていたので、この時点で入社後にどう会社を変えていくかをすごく考えていました。自分の目で見て現場を知った上で、2020年7月に入社しました。

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■開発領域のマネジメントを通して、コミットメントと“信頼貯金”の重要さを伝搬

ー 仕事ではどんな領域を担われていますか?

当社では「家族サポート事業」「ライフイベントマーケティング事業」「家族パートナーシップ事業」と大きく3つのセグメントがあり、私がいるのはそれらを横断するプロダクト本部です。モバイルアプリやWebシステムを開発するエンジニアが在籍し、全提供サービスの開発を担っています。

ー 堀内さんは、VPoEとして具体的にどのような仕事をされていますか?

ベースは同部のマネジメント面を担いつつ、時期によって様々な側面に注力しています。例えば採用を頑張るフェーズ、古くなったシステムをリプレイスするフェーズ、人が増えたことによる連携強化やコミュニケーションの設計をするフェーズ…ルール運用の整備に注力することもあります。

振り返ると、入社直後の半年が最も大変な時期でした。元々社内にエンジニアのマネジメントレイヤーがいなかったことからその穴を埋める形でポジションに就きましたが、エンジニアの場合は、例えば数字成績が見える営業職とは異なり、どれだけ正しい仕事をしているのか、という印象を持ってもらうことは難しいと思っています。だからこそ、いかにして信頼を積み上げていくか最大限意識したアクションを取っていました。

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ー ご自身の中でチャレンジとなったエピソードはありますか?

2020年7月の入社翌月、自社の代表として「JBUG 東京」(Backlogユーザーによるコミュニティイベント)に登壇しました。結果として視聴者投票で1位をいただくことができ、良いチャレンジになったと思います。また、入社後すぐにIT監査の監督を担ったことや、入社当初プロダクトが不安定で障害報告書の作成や緊急対応フローを構築したことでしょうか。そうしたトラブルにもすぐに対応できるマインドで受け止められるのは、自分の強みなのではないかと思います。

現在プロダクト本部は大きく成長していますが、ここまで引き上げられた要因の一つは、勝負だと決めていた入社後半年間の中で、個人ではなく組織で業績を挙げるマネージャーとなるべく、未来を想像しながら高い期待値に応えていったことではないかと思います。“信頼貯金”との言葉通り、信頼の繋がりが次の新しいミッションを生んだと思える経験でした。

ー 現在、ご自身の中で感じている変化について教えて下さい。

最近自分の中で感じる変化は、「反応しない練習」「7つの習慣」といった本にも著されているように、“影響範囲が広がると空気抵抗が大きくなる”という点です。影響範囲とともに様々なノイズも増えますが、本来自分がやるべき役割を果たさずに、自分の役割外のところに意識を取られてしまってはいけません。とりわけエンジニアは職種上明確さを重視しますので、不確実性への気持ちの整え方や安定感を身につける術を一定身につけたと思います。また、セルフマネジメントができなければ他者のマネジメントはできない、とも実感します。

ー 今後、目指している未来を教えてください。

代表の佐藤が社員に向けて「社会に大きなインパクトを起こそうとするならば、テコの原理が必要」という話をよく引用しますが、この言葉が自分の目指す部分に近しいです。まだ小さい企業ながらも、我々が持っている育児層の方へのアプリケーションやヘルスケア領域のマーケティングノウハウを、大きな企業様と一緒に取り組むことで、社会的により大きなインパクトを生み出していきたいです。

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ー これからスタートアップにジョインする方へのメッセージをお願いします。

キャリアを蔑ろにするわけではありませんが、私自身は会社や組織へ貢献した結果が自己実現やキャリアにつながる、という考えを持っています。面接していると「自分の意見が通らないこと」を不満に転職しようとする方もいますが、実はスタートアップではフラットだからこそ自分以外の他社からも様々な意見が出やすくなるわけですから、自分の意見だけが採用されやるくなるわけではないと思います。ですから、現場ではシリコンバレーでも言われている「disagree and commit」が重要だと、メンバーに伝えています。敬意をもって反対し、同意はできなくても理解をもって貢献することーーこの姿勢が結果的にキャリア形成に繋がると信じますし、私自身も体現していきたいと思っています。

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