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COO兼プロダクトマネージャー

受付システムで働く環境をアップデートする、取締役COO兼プロダクトマネージャーに聞く

株式会社RECEPTIONIST取締役真弓 貴博

株式会社RECEPTIONIST取締役COOの真弓貴博さん。約15年間、第一線で活躍し続ける現役のプロダクトマネージャーとして、mixiや女性向けアパレルメーカーで数々のコミュニケーションサービスを開発されました。そして2016年、mixi時代の同僚であった、「日本一の受付嬢」を自認する橋本真里子さんがとともに 株式会社RECEPTIONIST※を立ち上げ 。

取締役COO兼プロダクトマネージャーとして、主力事業となるクラウド 受付システム「RECEPTIONIST」の生みの親に。数々のアイデアをシステムサービス化するエキスパートの真弓さんに、これまでのキャリアと、プロダクト開発に込める熱い想いを語っていただきます。

※創業時は「ディライテッド株式会社」という社名。

■システム開発の知見を活かしたプロダクトマネージャーとして活躍

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ー 真弓さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

就職活動をした2003年は、就職氷河期の真っ只中でしたから、「業界問わず、ご縁があったところに入社できればいい」というのが本音。とはいえ、一番多く受けていたのはIT系企業でしたね。確実に伸びている業界でしたし、IT系の知識や技術はまったくなくても、大手のIT系企業に入れたら、最初は少なからず研修があるはず。そこから同期たちと一緒に「いっせーのせ!」でスタートできるんじゃないかと期待して・・はい、新入社員研修狙いっていう部分がおおいにありましたね(笑)。

大学卒業後、SIerに入社して、ITスキルの基礎を学び、システムエンジニアとして従事した後、ネットベンチャーにWEBエンジニア職として転職しました。その後、当時流行り始めていたmixiで、WEBプロデューサー(プロダクトマネージャー)の募集があるのを知って応募。mixiでは、システム開発の知見を活かし、これまでにない新しいコミュニケーションサービスの企画・開発を担当しました。自分の場合、エンジニアとしてプログラミングするよりも、サービスの企画や効率的なプロジェクトの進め方などを考えるほうが好きだったので、それからはずっとプロダクトマネージャー職ですね。その後、女性向けアパレルメーカーで、ファッションを軸にしたコミュニケーションサービスの立ち上げ等を経験した後、mixi時代の同僚だった橋本(真里子さん)から連絡をもらったんです。

ー 入社の経緯について、くわしくお話しいただけますか?

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ある日、橋本からFacebookメッセンジャーがきて、「まゆたん(=真弓さんの愛称)って、PMだっけ?」と。「そうだよ」と返信したら、「じゃあ、一緒にスタートアップしようよ!!」という、いきなりお誘いのメッセージが届いたんです(笑)。

僕が在籍していた頃のmixiは、社員同士の仲が本当に良くて、mixiのサービス上でも つながり、リアルな仕事の場としてSNS上でもコミュニケーションを取り続けるという、そんな会社でした。なかでも、橋本は入社当時から有名で、「受付嬢にギャルが入った!」と噂になり、興味本位で見に行ったのを憶えています。

他にも、グループで飲みに行ったり、お互い転職後も何回かごはんを食べに行ったり、交流が続きました。でも、橋本からメッセンジャーをもらったのは、それから少し時間が経っていたので、さすがに驚きました。

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「相変わらず、変なこと言ってるな」と思いつつも、仕事面では、つねに高いプロ意識を持ち、振り切った行動をするイメージだったので、「いったいどんなことをやるんだろう?」と興味が湧き 、さっそく会いに行きました。橋本から、「クラウド受付システム」の構想を初めて聞いた時、僕はそれまでBtoBサービスとはかけ離れたところにいたので、正直、具体的なイメージは湧きませんでした。

それでも、彼女は「ある程度、技術的な知識があり、IT系のサービスを作るプロダクト開発の経験者」である僕に、なんらかのアドバイスを求めているんだろうなと察しました。もちろん自分としても、できる限り協力したい。そこで、毎週金曜日の夜、仕事帰りにサイゼリヤで会い、終電までの数時間、ビジネスプランを詰めるというミーティングを行うことに。

もともとサービスのコンセプトや成長ストーリーを考えることが好きだったので、今振り返っても楽しかったですね。プロダクトの構成を見直したり、サービス設計や市場調査を進めていくうちに、どんどん夢中になり、約2ヶ月後には、「(このサービスは)いけそうだ!」と手応えが感じられるように。

実はその頃、前職で手がけていたサービスがひと段落した上、プライベートでも変化があり、情熱を捧げる場所がなくなってしまっていた状況だったんです。そこで、このタイミングで心機一転し、新しい環境に身を置こうと決め、2016年、RECEPTIONISTに入社しました。なんだか、自分がのめり込めるポジションに招待してもらったみたいな感覚。橋本には「拾ってくれてありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいです(笑)。

―現在の仕事について教えてください。

取締役COO兼プロダクトマネージャーです。プロダクトマネージャーという肩書だけの時は、本当にプロダクトのことだけを考えていればよかったので、それ以外の仕事はほとんどやっていませんでした。今、RECEPTIONIST社内の立ち位置で言うと、プロダクトマネージャーという肩書は残ってはいるものの、事業部長であったり、取締役であったり、いろんなポジションの仕事を同時に担っているので、相対的にプロダクトマネージャーの仕事は、「めっちゃ減ってる」っていう感じですね。

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ですが、事業部長という立場で動くのは初めてでも、これまでプロジェクトマネージャーとして、自分がつくった製品・サービスをいかに収益化するかという点で数字を見ていたので、まったく新しいことをやっているという感覚はないです。

ただ、もともとコミュニケーションが苦手という意識が強く、新卒の就活の時も、「絶対に、営業職だけはやらん」と思っていたくらい(笑)。

ですが、RECEPTIONISTに入って、本格的に営業活動を行っているうちに、だいぶ鍛えられましたね。

―今後のビジョンはありますか?

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まだまだやりたいことがたくさんあるので、一つ一つ事業にしていきたいなと思っています。RECEPTIONISTは、クラウドサービスを通して「ビジネスコミュニケーションのアップデート」を目指しています。

ですが、まだまだビジネスの現場では、アナログで非効率な文化・慣習が根強く残っています。それらを新しいテクノロジーに置き換えていくことで、ムダな作業がなくなっていき、ストレスも軽減。そういったビジネスコミュニケーションの文脈で、 もっと便利にするアイデアをいっぱい思いついているので、それらをサービス化していきたいですね。

RECEPTIONISTのメインサービスであるクラウド受付システムは、もちろん競合も何社かありますけれども、弊社と競合の導入実績全部足しても、日本国内の10人以上、従業員がいる会社がだいたい55万社ぐらいあるらしいんですけど、わずか1%にも満たない。

日本というか、東京都内で営業活動している人だと、1日に1回ぐらいは弊社のサービスに接するぐらい導入が進んでいるように見えますが、実はまだまだごく一部にしか導入されていないというのが現状です。ただ、それは、見方を変えれば、「市場として伸びしろしかない」ということなので、これからもどんどん伸ばしていけるだろう、と考えています。

■不安? 楽しみ? スタートアップの向き不向きは、マインドにあり

―スタートアップで働くのに、向き不向きはありますか?

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そうですね。僕は向いている側の人間なので、すごく楽しんで働いていますけど、世の中の人たち全員がスタートアップに向いているかと言うと、決してそうではない。やっぱり向き不向きが色濃く出ると思います。

ただ、実際のところ、「入ってみないとわからない」っていう部分が、一番の不安要素なのではないでしょうか。スタートアップで働くことに対して、「ちょっと不安だな」「うまくいかなかったらどうしよう」など、常に不安が先に来る人は、たぶん向いていないと思うんです。

逆に、スタートアップに向いているのは、僕もそうですが、不安よりも楽しみが先に立つタイプ。「楽しそうだな」「あれもこれもやれそうだな」といった、チャレンジしたいという思いが先行しつつ、「でも失敗したら、ちょっとヤバいかも」ぐらいの不安が、頭の片隅にちょっとあるだけの人かな。

平たく言うと、仕事に対して、前向きに考え続けられる力や、乗り越えられる自信がある人。スキルよりもそういったマインドの部分がすごく大事だと思っています。

あと、「目指していく方向性に共感して、主体的に動けるか」というのもポイントですね。スタートアップに入ったからといって、その人が一気に成長できるわけではないんですよね。

スタートアップに入って、いろいろやらざるを得ないことをやりまくった結果、成長するのであって、何かこう、勝手に自分を成長させてくれる場所みたいに思われてる人も中にはいますが、決してそんなことはないです。自己努力を続けられる人でないと厳しいかもしれませんね。

―最後に、RECEPTIONISTにジョインしたい人へ、メッセージをお願いします。

RECEPTIONISTのサービスは、導入が広がるほど日本人のビジネスにおける生産性が上がると思っています。これは同時に、社内で働く際に日々生まれているストレスも軽減 していける。

たとえば、RECEPTIONISTが提供する会議室管理システムは、「会議室をちゃんと時間通りに守って使おうね」というところをコンセプトにしていて、必然的に利用マナーが向上していくようなつくりになっています。そういった形でRECEPTIONISTのサービスが広まると、ムダに長く続く会議が減り、働く人たちのマナー意識が改善される。

その結果、社内ストレスが減ってよりよい環境が実現できるプロダクトになっていると自負しています。そういったところに共感して、一緒にやっていきたいと思ってくれる人が、RECEPTIONISTに入ってくれるととても嬉しいなと思っています。

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