INNOVATORS CAREER

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大岩様
CTO

SF映画を現実にー独自技術で快適な社会創造を目指す若きCTO

株式会社Liquid取締役CTO大岩良行

株式会社Liquidで、取締役CTOを務める大岩良行さん。学生時代からビジネスの立ち上げを志し、東京大学で学んだ知識をもとに確かな技術を身につけます。やがて「まるでSF映画で観るような驚きと快適な世界を現実にしたい」と、同社で技術開発の代表者、そして複数のチームを統括するマネージャーに。若くして活躍するイノベーターによる挑戦の道のりを伺いました。

起業を志して東京大学へ進学ーー現職への道のり

学生時代は、どんなことを考えて過ごされていましたか。

高校生の頃から「世の中を良くするために、自分はどうしたら良いのか」と考え始め、「ビジネスの分野で力を持つこと」が活躍の鍵ではないかと思い至るようになりました。身近な先輩に起業をしていた方がいたこともあり、大学一年生の頃から「どんなビジネスなら、どんな題材なら、自分にとって楽しむことができ、かつ社会にインパクトをもたらすことができるのだろう」と考えを巡らせていたと思います。

現職に至るまでは、どのような経緯があったのでしょうか?

大学は東京大学工学部へ進学し、何かしらの「技術」を自分のものとすべく勉学に打ち込んでいました。大学の学科では、複雑ネットワークを構造化して解析する分野を、大学院の修士課程では、高速処理を用いた画像解析技術を学びます。そんな中、ともに学んでいた友人とともに「何かビジネスが出来ないか」と考え、ファッションのサービスを作りました。雰囲気や柄、テクスチャーなどから「この服は、この服に似ている」と類似写真のデータを探し出し、レコメンドする画像解析サービスです。

ここで一技術の確立に成功したものの、周りの起業家の方たちの話を伺い、自分たちのプロダクトを見直し「自分はまだまだだな」と考えの甘さを痛感することがありました。さらに修行をするべく、大学院卒業後は、就職せずにフリーランスで受託開発を始めることにしました。正直、この受託開発という仕事自体は、思い描いていたやりたいことからは離れていたものの、当時の自分にとっては時間的な余裕もでき、やりたいことに向かって真剣にプランを組み立てられる良い機会となりました。

ある時、Liquidの創業者である久田康弘さんに出会い、同社のもつ「認証システム」について詳しく伺いました。今社会ではあらゆる場面で個人の特定が求められますが、この認証システムの実装が進めば、まるでSF映画のように、なめらかに暮らしやすい世界を実現できるのではないか、そしてより生きやすい社会を創ることに貢献できるのではないかと考え、まずはお手伝いから関わらせていただくことに。やがて、入社を決意しました。

はじめ、Liquidにはどのような印象を持っていたのでしょうか?

当初から入社も視野に入れつつ働いていたものの、正直警戒していたと思います。フリーランスとして働いた経験上、様々な方々と出会ってきたため、久田さんのオープンな性格に触れながらも「この人はどのパターンかな?」と少し懐疑的でした。実際のお人柄は、第一印象の通りたくさんの方から信頼を得られている素晴らしい方でした。金融畑で働かれたご経験から社会の厳しさを知りながら、夢を諦めずに追いかけていらっしゃる所がユニークな方だなと。やがて、自分が一番やりたいと思っていた「未来をどう創っていくか」「どのような過程で取り組んでいくべきか」の話で盛り上がり、人一倍思い入れが強くあるように感じました。こんなマインドの方と仕事ができればなんて面白そうなんだろう、と心を掴まれた瞬間だったと思います。

大岩様

独自技術を確立するプレイヤーとして、そしてCTOとして 

現在、どのようなビジネスをされていますか?また、大岩さんは、会社でどのような役目を担っていらっしゃいますか?

CTOとして開発組織全体を見ています。開発部内で様々なプロジェクトが走っているため、それらをマネジメントすることと、そのうちの一つである画像処理の開発チーム(R&Bチーム)では、プレイヤーもしています。他チームが上手く進行しているかを確認しつつ、自身が技術者としても現場にいるような形です。

どんなことを目指していらっしゃいますか?

弊社がもつシステム「eKYC」は、窓口に行かずとも窓口と同じような処理ができる技術を用いており、「取引がより円滑に進む」と、現在は金融やCtoCサービスの本人確認などでよく利用いただいています。Liquidとして目指していることは、社会活動をまるで空気のようにスムーズにしたいと思っていて、私自身も「あのSF映画で観た驚きと快適さを、夢物語ではなく実社会へ」とのビジョンを描きながら本気で目指しています。

大岩さんはいま、どのような変化を感じていますか?

組織が出来上がるに連れて、自身のマインドが変わってきたように思います。これまでは、まず「技術力」が最重要でしたが、抱えるメンバーが増えマネジメントを注視するようになる過程で、個々人が「何をやりたいか」「どこに向かっているか」をより議論するようになりました。新型ウイルスの影響もあり、思うようにコミュニケーションが取れない日々が続いていましたが、先日久しぶりにメンバーと深い話をしました。「困難なことは様々あるけれども、とはいえここまできたから、まだまだチャンスはあるよね」と。

やはり、メンバー同士が「仕事が楽しい」と思い合えることが一番だと思います。どんなことがあっても前を向き続けられるように、個人が「何をやりたいか」を引き出し、モチベーションを上げることが、自分がマネジメントする上で最重要視していることだなと思います。

大岩さんにとって、イノベーションとは?

長沼伸一郎さんの「現代経済学の直観的方法」という本で、社会における人間の行いを「長期的願望(理想)」「短期的願望(欲望)」に分ける考え方がありました。「長期的」なやるべきことを実現するためには、「短期的」なことを実行しても達成にはならず、多少無理をしなければできないと。会社も同じだと思います。目の前の利益や幸せの追求を足し合わせるだけでは不可能な、あるべき世界を実現したい。世界を自分ごととして捉えていくことが、やがて大きなイノベーションに繋がると信じています。

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