株式会社Speeeの中嶋 尭也さんは、マーケティングインテリジェンス事業本部 UZOU事業部の新規事業開発に携わりながら、ネイティブアド配信プラットフォームの営業も兼任しています。モチベーション高く、新しいビジネス作りへ果敢に挑む中嶋さん。成長へのヒントは、学生の頃から打ち込んできたサッカーとそのチームビルディングの経験にあったと語ります。これまでの様々なご経験とともに、躍進の秘訣を詳しく伺いました。

■学生から現在のキャリアまでー周りとは異なる選択とチャレンジ

ー 中嶋さんのこれまでの遍歴について、学生の頃から教えていただけますか。

子供の頃からサッカーを続けていたことから、高校は全国大会にも出場する強豪校へ進学しました。大学へ進学後もサッカー部を続け、４年時には主将を経験。監督をあえて立てずに、運営・コーチングなどの全てを学生側が行っていました。主将であり１プレイヤーでもある自分は、当時「組織をどう強くするか・うまく回すか」を毎日熟考していてーー実はこの経験が、社会人となった後のビジネスにおいても、自分がやりたいことの原点になっているなと感じます。

トレーニングの工夫による既存戦力の強化に加えて、当時行われていなかった高校生リクルーティングによる外部戦力獲得や無目的に行われてきた慣習の廃止など様々な施策を打ってきました。

このように、自分が中心となって組織全体を回す経験に対して、特にやりがいを感じていました。

ー 社会人一年目は、どのような進路を選択されましたか。

進学した大学は教員養成大学で、学生の約九割が教職になる進路を選んでいました。

そんな中、自身は少数だった民間企業への就職を選びました。

自由度が高く、より自分に合ったチャレンジができる環境に進みたかったからです。新卒では、大手化粧品メーカーに入社し、営業部門へ配属されました。ここでは、成績やプロセス面を評価いただいた結果、若手部門の営業表彰を受けたり、最年少で最も売上額の大きなクライアントを担当させていただくなど、貴重な体験を積みました。

ー 現職への入社のきっかけは？

事業や組織を大きく成長させることができる人材になりたいと考え、転職を希望しました。

そんな中、現職Speeeの求人に出会い、事業開発や一つの新規事業をグロースさせる経験は、まさに希望にピッタリだと考え、話を聞きに行くことに。その中で、社員の方一人一人が当事者であるとの強い責任感を持って事業に向き合っている姿勢にも、特に共感ができました。

■新環境に飛び込むことで得た、スキルとマインドの大きな変化

ー 現在、どんなビジネスをされていますか？

現在は主に二つの部門を兼任していて、一つはマーケティングインテリジェンス事業本部のUZOU事業部で、ネイティブ広告の配信プラットフォーム「UZOU」の運営を担当しています。

「UZOU」は膨大なデータを処理する独自開発のアルゴリズムにより、記事の文脈やユーザーの行動に沿った広告掲出が強みのプロダクトで、私自身は、広告出稿を検討するクライアント様向き合いの営業として、事業に携わっています。二つ目は、新規事業開発です。Speeeでは事業部内で新規事業が多く生まれていますが、事業部の中でも大きな柱になるようなプロダクトを確立すべく日々奮闘しています。最も成長のレバレッジが効くポイントを見極めながら、企画、営業、オペレーション作り、外部調査や数値計画など…事業を立ち上げるためのあらゆる仕事を担っています。

ー ご自身の中でどんなことに変化を感じていますか？

様々ありますが、一番は全体構造を俯瞰して捉えるようになったことでしょうか。これは転職後、個人ではなく事業の成績を上げなければならない責任を持ったこと、またより視座の高いレイヤーの人たちとコミュニケーションを取る必要があるため、スキルとして必要不可欠になりました。事業全体を見ていく中で、より本質を見るようになりましたし、物事を抽象的に捉えようとする部分には特に変化を感じます。ストレッチを求められる環境ではありますが、以前からやりたかったことが当事者となってできていて、日々大きなモチベーションを持って働けています。

ー 今後、目指している未来を教えてください。

自分が主体となって全体が動いていくことに初めてやりがいを感じた学生の頃から、いま現職で思い描いていた働き方が達成できています。より大きな事業を創造できる人間になれるよう、これまで経験してきたチームづくり、仕組みづくりをビジネスに転用しているところです。会社としても、現在の既存事業よりもインパクトを残せるプロダクトを立ち上げるべく、もっと前に進んでいきたいです。

ーこれからベンチャー にジョインする方へのメッセージをお願いします。

何がしたいのかを、ご自身の中で明確にすることが最も大事だと思っています。ぶれてしまうと出来ることがどんどん限定されていってしまうように感じます。明確化していく中で、会社や外部環境に対して求めるものも一緒にクリアになり、個人としても幸せだと思いますし、スタートアップ企業はそういった人材を求めていると思います。私と同じ考え方を持ったような方とは、ぜひ一緒に働いて新しい価値を生み出していきたいと思っています。