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山本
Planning/PM

「ミッションを叶えるため」にあるー最適空間の創出へ

TRENCH株式会社Manager山本 晃弘

2020年創業、ワークプレイスの改善を事業化したTRENCH株式会社。同社でPlanning/PMディビジョンのマネージャーを務める山本晃弘さんは、約20年以上のキャリアを通してオフィス空間作りに携わってこられました。なぜ今、若きTRENCHに転職したのか?「テクノロジー」×「空間作り」に希望を見出し挑戦し続ける、山本さんの思いに迫りました。

一貫したキャリアを歩む中、技術の掛け合わせによる進歩を実感

学生時代から社会人へのステップは、どのようなものだったのでしょうか。

学生時代は、体育会系の部活に所属していて、一本軸に打ち込むことで満足していました。就職活動では、「人を大切にしている」という面でピンとくる会社と出会い、新卒で入社後、約20年弱在籍。長く空間構築に携わっていましたが、最終的には、慣れによりコンフォートゾーンに入っていたと思います。日々の頑張りもあって満足感はあるものの、居心地が良さから抜け出しづらくなってしまうというか。ある時、デザイン部の責任者として入社した社員の方を見て、「(この人は)今まで生きてきた中で初めて」と思えたことがありました。ずっと同じ会社に所属する自分は別世界を見せてもらったような感覚で、外にはすごい人たちがたくさんいるのか、と面を食らったような体験でした。


その後は、どのように歩んでこられたのでしょうか。

結果的には、その方が転職した会社につられるような形で、自分も後を追って転職。そちらも、ワークプレイスを創り出す会社でした。自分は、職務の中で特にPM(プロジェクトマネジメント)をしたいと思い転職をしたので、中立な立場からオフィス作りの効果を最大化させることに尽力していました。そんな中、「声の大きい人の意見ではなく、そこで働くメンバー一人一人にとって最も望まれる環境、空間作りをするには」という課題に直面。答えを探しあぐねていた所、弊社TRENCHの代表・嶋林と同じプロジェクトに関わることとなり、感性を可視化するテクノロジーである「CI技術(日米特許技術)」を搭載したWX(ワークトランスフォーメーション)というプロダクトと出会いました。WXを使ったオフィス作りを通して、「テクノロジー」×「空間作り」を初めて知り、「これだ!」という感覚からTRENCHへの転職を決めました。


「CI技術」を使用した空間作りとは、どのようなものなのでしょうか?

CI技術は、独自開発の合意形成アルゴリズムを用いて、「感性等の『定性的な価値』を定量化できる」技術です。これにより、多数決や参加者に左右されるような属人的な意見の集約ではなく、テクノロジーをもとに目的に沿った重要なコンセプトが導き出されます。このように客観性がありスコア化されたものが結論づけられることって、すごく合理的であり、共感・納得感が生まれやすいなと感じました。

オフィス

”ミッション”を最優先したオフィス空間を生み出すために

現在、どのようなビジネスをされていますか?

TRENCHは「ミッションを叶えるワークプレイスをデザインする」という大きなビジョンを掲げています。企業にとって最も優先されるべき考えである「ミッション」、そのミッションを叶えるためには、そこで働く人の創造性や生産性を最大化させること、そのためにはどんな空間が必要なのか?この最適解を、テクノロジーの力によって導き出し、デザインする事業をしています。

山本さんは、会社でどのような役目を担っていらっしゃいますか。

概要としては、サービスを開発して世の中に広める役割です。肩書きは、Planning/PMディビジョンマネージャーという名称で、大きく「企画」「デザイン」「施工」というフローの中で主に上流の「企画」の責任者を担い、プロジェクトの方向性を示す役割をしています。具体的には、WXを使用してオンライン上でセッションをしたり、アイディアをメンバー同士が評価し合ったりして、最も大事にしているものを顕在化させます。これらをコンセプト立てしてまとめるのが、私のしているプランニングの役目です。また、「PM」としては、プロダクトが出来上がる初めから終わりまで、プロジェクトマネジメントの観点でQCDの責任を持っています。利害調整をしながら、目的を達成するための全体統括をしています。

やりがいに感じるのはどんなことですか?

社員の皆さんにとって、イキイキと働けるような場所を生み出すことが目標です。組織や個人のミッション達成を目指す中で、オフィスはその過程の時間を過ごす大事な存在だと思っています。企業の発展とビジョン達成に貢献するための空間作りだ、という使命感を常に持ちながら担当させていただいています。

また、この仕事ならではの部分として、様々な方の考えに直に触れられることも魅力の一つです。一番は、ワークプレイスを利用した方から良いフィードバックをいただいたとき。さらに、オフィス環境は、企業の最高責任者の方にとっても大きな関心事になりますので、トップ層ならではの考えに触れることもでき、いつも新鮮で学びがあります。その度に自分をアジャストさせていきながら取り組んでいます。

オフィス作りの中で、ユニークな事例はありましたか?

どの企業にも、社員向けの「執務室エリア」、そして社外向けの「来客エリア」が存在します。基本的には社員のためのオフィスであるため、必然的に執務室エリアの割合が広くなるわけですが、VISITS社の例では「来客エリア」を広く持たせていました。

山本さん

WXを用いてオフィスを作る過程で、社員が出したアイディアに対して、他社員が「いいね」をつけるという形でコンセプトが生まれます。「創造性を科学し、世界中の誰もが社会価値創造に貢献できるエコシステムを構築する」というミッションを持つVISITSで最終的に集約されたワードが「セレンディピティ」(偶然をきっかけに予想外のものを見つけ、価値を見出し、幸運をつかみ取ること)。これをレイアウトに落とし込んだ結果、「来客エリア」の方が広くなるという珍しい結果になったんです。生産性や意匠を優先しては成し得なかったバランスだと思います。「ミッション」を最優先してオフィスをデザインすることが、自分が最もやりたいことだと、心から感じられた事例でした。

昨今では、新型ウイルスの影響で「オフィス不要論」も唱えられていると思います。リモートワークが進む中、一部では「オフィスに戻ろう」との動きもあるようですが、自分も賛成です。やはり、新しいものを生み出すためには、コミュニケーションが生まれる”場”の存在が必要不可欠だと考えています。ただ、「あって当たり前のもの」「事務処理をする場所」ではなく、「オフィスにきて何をするのか、何を生み出すのか」といった”目的意識”が最重要視されるような空間になるよう、自分もその一助になっていきたいです。


これからスタートアップにチャレンジする方へ

スタートアップは、文字通り設立後あまり年数の経っていない会社なので、何をやるのか、どの様にやるかを自分達が決めていくことになります。既に決まった事があったとしても、その形をどんどん変えていく必要があり、大切なのは「オーナーシップ」を持つことと「行動し、検証を素早く繰り返す」こと。弊社が掲げるValueで私自身最も心掛けています。

今後山本さんが創っていきたい未来とは

TRENCHは「ミッションを叶えるワークプレイス」をデザインしていますが、その手法を進化させ、企業の発展に欠かせない存在になりたいと考えています。その為に大切なことは、経験則と感覚だけでなく、データドリブンにデザインする事です。CI技術はその1つで、テクノロジーによってワークプレイス作りを変えていきたいと思います。個人としては、新しい情報と技術に触れ、デザイン思考力を高め、目利きの出来る人でありたいと考えています。

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