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インバウンド市場のデータを武器に地方の魅力を引き出す―コロナ禍でも止まぬ挑戦

WAmazing株式会社CTO吉野哲仁

積み重ねてきたキャリアを、今後どう生かすか。この問いは、ミドルクラスの役職を経た多くのビジネスパーソンが向き合うものかもしれません。12年間働いたYahoo株式会社からWAmazing株式会社への転職を決意した吉野哲仁(よしの・てつひと)さんもまた、その問いから自身のキャリアの舵を大きく切ったひとりです。インバウンド市場から日本の地方活性化を目指すスタートアップに、吉野さんが見た希望とは?コロナ禍に一筋の光を描く観光スタートアップの今と未来を聞きました。

キャリアを積んだからこそ挑戦したスタートアップへの転職

まずWAmazing入社前のご経歴を教えてください。

学生時代からプログラミングの楽しさに魅せられ、仕事にしたいという思いから専門学校に進学。当時は実践の場での経験がスキル上達の早道と考えていたのを覚えています。卒業後SIerとして複数社を経て、2007年にYahoo株式会社に転職。Yahoo!ショッピングやYahoo!トラベルのプロジェクトに携わりつつ、テクニカルディレクターとして技術面でのチーム統括を経験しました。

キャリアを重ねたヤフーから転職を考えたきっかけは?

入社から12年が経ち、エンジニアとしてできる仕事は一通りやり遂げたと感じたことです。すでに家族もいましたし、30代後半というタイミングでの転職は大きな決断でしたが、これまで培ったスキルを新天地で活かしたい思いが勝りました。

転職先探しはどのように進めましたか?

業界は絞りませんでしたが、創業5年以内のスタートアップであることを条件にしました。というのも、それまで籍を置いていた大企業は制度や体制がすでに整っていて、それをどう生かすか考えることが主です。それは分業化や効率化の観点から見ればすぐれた環境ですが、まだ何も整っていない企業で自分がどこまでできるのか、試してみたかったんです。


その中でもWAmazingを選んだ理由を教えてください。

インバウンドの方々に日本の隅々まで楽しんでいただき、日本の地方を元気にする。このビジョンに共感したことが、入社の決め手になりました。とても大きなチャレンジではありますが、一人の旅行好きとしてそのビジョンに貢献したいという思いが生まれました。

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インバウンドと地方の架け橋に―コロナ禍も変わらぬデータの価値

WAmazingの事業内容について教えてください。

海外の方が日本旅行をする際に課題となるのが、言語の壁です。特に地方事業者は海外言語に対応するリソースが限られており、都心の旅行よりもさらにコミュニケーションが難しくなります。そこで、私たちは地方事業者と海外観光者の間を取り持つ情報発信の場を提供し、双方がスムーズにコミュニケーションできるよう開発を続けています。


プロダクト開発ではどのような点を意識していますか?

ホテル予約などメインの機能面については国内向けサービスと大差ありませんが、インターフェースのローカライズについては工夫が必要です。例えば、表示される言語が異なれば、それぞれ読みやすいデザインやフォントサイズは異なります。日本人の感覚ではなかなかわかりづらい改善点も多く、外国籍のメンバーの意見を汲み取りながら、現地ユーザーのニーズに合った開発を目指しています。


観光業界はコロナ禍で大きな影響を受けていますが、どのように対応していますか?

これまでは事業者と観光者を結び、仲介手数料をいただくビジネスモデルを主軸としてきましたが、2020年からは地方自治体の観光推進事業を受託するようになりました。私たちにはアプリの位置情報や予約情報など、公共事業に寄与するデータがあります。これらを活かし、行政との連携から生み出せる価値を模索しています。

コロナ禍をばねに、新たな挑戦を始めたということですね。

はい。自治体の皆様からもインバウンドに関するデータや知見には高い評価をいただいており、新規事業から開始わずか1年で既に成果が見え始めています。これから観光ニーズが戻ってくれば、事業者向けサービスと行政向けサービスの二本柱で、WAmazingはより大きな成長を遂げられるでしょう。


課題解決の視座から生まれるイノベーションで、観光業界と地方を照らす

スタートアップに転職して、心境や働き方にはどのような変化がありましたか?

「とにかく会社のためになんでもやろう」というマインドセットになったことが、一番大きな変化です。経営会議に参加し、組織全体を見渡す立場になったことで、会社で起こっていることの全てが自分事として捉えられるようになりました。もともと私は「全部やりたい」タイプの人間なので、いま思えばスタートアップのほうが向いていたのかもしれません。


CTOの立場に立って、改めてエンジニアに伝えたいことを聞きたいです。

チームのメンバーには、エンジニアの評価軸は技術だけではないということを常々伝えています。例えば経営陣の視点に立ったら何が重要なのか、顧客視点ならどんな価値を提供すべきか…そういった視点から開発に向き合うことも、エンジニアが求められるスキルのひとつです。ですから私は、彼らを評価するときサービスや事業への貢献度を重視します。そうすることで、付加価値の高いエンジニアとして豊かなキャリアを築いてほしいと願っています。

最後に、吉野さんにとって「イノベーション」とは何でしょうか?

世の中にまだないものを新しく生み出すことだけが、イノベーションではありません。すでに存在しているものの見方や使い方を変えることで、誰かの課題を解決するイノベーションもあると思います。私たちが挑む観光業界は、まだアナログでIT化が進んでいない領域が多く残されています。特にインバウンド市場は旅行者側と事業者側双方の課題が山積みなので、WAmazingがもたらすイノベーションでそれらを解決していきたいと思います。

取材場所はこちら:STARTUP STATION

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