INNOVATORS CAREER

menu
牧野さん5
CTO

「テクノロジー」×「創造性」の両輪でミッションに挑むー価値貢献を追求するCTO

株式会社プレイドCTO牧野 祐己

株式会社プレイドでCTOを務められている牧野 祐己さん。東京大学大学院を卒業し、IBMソフトウェア開発研究所で研究開発業務に従事した後、プレイドへ入社。データ解析エンジンの研究開発を担当し、CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE(カルテ)」を世に送り出します。「データによって人の価値を最大化する」というプレイドのミッションを体現する牧野さんのこれまでの経歴と思いを詳しく伺いました。


■技術に閉じず「価値」として届けたいーその思いを生んだ背景

ー これまでのキャリアを教えてください。

今でこそCTOを務めエンジニア領域を専門としていますが、学生の頃は芸術分野に関心があり、大学では建築を専攻しながら美術サークルに所属していました。プレイドでは「データによって人の価値を最大化する」ことをミッションに定め、人間の可能性や価値を重要視していますが、個人としてはこのように学生時代から抱いていた人間への興味や感性を大事にしてきた部分が、今に繋がっていると感じます。

東京大学大学院へ進学後は、シミュレーションの研究に取り組みました。その後、新卒でIBMソフトウェア開発研究所に入社し、6年ほど研究開発に携わりました。この時は、エンジニアになろうとしていた訳ではなく、手段としてのエンジニアリングの力を活かして「世の中にどんなインパクトを出せるか」が興味の源泉となっていましたね。技術力をいかに向上させるか、それを人の手に届く価値にいかに変えていくか。テクノロジーと創造性のバランスは常に意識していました。

牧野さん2

ー 入社のきっかけは?

プレイドの共同創業者でCPOの柴山が大学院の同級生で、ともに機械学習を学びプログラムを書くような仲でした。柴山から何度か誘われ、まだ構想段階だった「KARTE」について話を聞くうちに入社を決めました。正直転職するつもりはなかったのですが、多くのスタートアップが個々のビジネスアイデアに重きを置いて足元のプロダクト開発に取り組む中で、プレイドは長期的な事業・経営構想も具体的に描いたうえで開発に着手していました。その点に魅力を感じ、プレイドで勝負しようと決意したことを覚えています。

ー 主力事業の「KARTE」とプロダクトを支える技術について教えてください。

「KARTE」は、導入いただいた企業様のWEBサイトやアプリに来訪しているユーザー一人ひとりの行動データを解析し、この結果をもとにユーザー理解からパーソナライズまで一気通貫したアクションを簡単に落とし込むことができるCXプラットフォームです。

牧野さん3

技術的な側面でユニークなのは、”リアルタイム性”。プレイドでは、これまで「KARTE」を通じて様々な業種業態の企業のカスタマーデータを解析してきました。その解析ボリュームは月間解析データ量180超ペタバイトにのぼり、秒間トラッキング数は134,000超eventです。この解析基盤を支えるため、プレイドでは独自のリアルタイム解析エンジンを開発。ユーザーのデータを集めると同時に解析ができ、常にデータを最新の状態に保つことができます。ブラウザでデータを介しているのですが、このラグが長ければ長いほどユーザー側はアクションがずれているように感じるため、0.x秒以内で処理が実行される技術を導入しているのです。

プロダクトのコアな価値はテクノロジーにあると思っていますが、テクノロジーだけに閉じるのではなく、プロダクトやビジネスにおいて「どのような意味を持つのか」が重要です。技術をどう価値に変えるのかを考えて、その思考の過程で技術的にもより研鑽されていくーーその行ったり来たりのプロセスが面白いですね。CTOである私の役割としては、外部のステークホルダーに対して、テクノロジーが持つ意味や可能性を伝えるハブになるように動いています。

■自ら正しさを導き、判断するー「人の可能性に賭ける」プレイドの環境とは

ー プレイドにはどんな方が働いていますか?

プレイドには様々な領域でリーダーを経験してきたメンバーも多く、その道のプロとして個を尊重する文化が根付いていると思います。私もメンバーが個々の力を発揮して開発に取り組めるよう試行錯誤していますが、特に気をつけているのは一人ひとりが自走できるようになることです。細かいタスクの指示がなくとも、自ら正しさを導き、自分で判断できる環境づくりを心がけていますし、そのような動きができる人は社内でも活躍しているように感じます。

なぜ自走できるメンバーを求めているかというと、我々が目指しているミッション自体が長期的で、チャレンジすべきことがたくさんあるからです。常に計画された動きの中だけでミッションに到達できるかというとそうではなく、メンバーそれぞれがクリエイティビティを活かして、面白いものを作ることを積み重ねないと長期的な目標に辿りつけないのです。自立を求めるという点で、技術だけに強みを持つのではなく、サービスやプロダクトにも一定興味がある人でないとコミットメントは難しいかもしれません。技術と創造性の両軸がある方は、プレイドの環境をより楽しんでもらえると思います。

ー エンジニアの方が活躍している事例は何かありますか?

メンバーのアイデアが実際にサービス化している事例もあり、プロダクトアウトの考え方を意図的に実行できる会社だと感じています。例えば「KARTE Datahub」は、顧客データや行動データなど社内外に点在するデータを統合し、アクションまでをワンストップに繋ぐプロダクトですが、実は「KARTE」のデータ基盤そのものがサービスになっていて、「お客さまにも使ってもらいたい!」という思いから誕生しました。また、サイト上の顧客の行動を動画で再現する「KARTE Live」は、社内のエンジニアが「こういうのあったら面白いんじゃない?」とプロトタイプを作ってきたところからスタートしています。

牧野さん4

このように様々なアイデアを自発的に実現できる環境からも、エンジニアに対するリスペクトを感じられると思います。「人の可能性に賭けている」点はプレイドの良さですし、そうした環境でないとメンバーも良いパフォーマンスを発揮できないですよね。一方で、自分が作りたいものを作るだけではなく、実際にそのサービスをより多くのユーザーに使っていただき、世の中に対して価値を出すところまでやりきる。簡単ではありませんが、そこにフォーカスすることは大切にしています。

― 今後作っていきたい未来は?

「KARTE」というプロダクトに反響を頂いている一方で、「人の価値を最大化する」という究極のゴールまでは道半ばです。どこまでテクノロジーが普及しても、人に届く価値自体は創造性から生まれるもの。その一方で、ゴールを実現するためにはテクノロジーの進化が不可欠です。この創造性とテクノロジーの双方をうまく融合させることが、プレイドのミッションである「人の価値の最大化」を実現する鍵になると考えています。

長期的で大きいミッションを掲げていますので、やるべきことは山積していて長い戦いになる覚悟を皆が持っています。個々が自分の領域を突き詰めながら、これからもメンバーとともに歩んでいきたいです。

上記企業の詳細(社風など)を聞きたい方

まずは会員登録

  • ビジネス職を ご希望の方
  • エンジニア職を ご希望の方
  • 就職・インターン ご希望の学生
メールアドレス
パスワード
ご登録
ありがとうございます
email_circle
メールアドレス認証のためのメールを送信しました
届いたメールに記載のリンクから、メール
アドレスの認証を行ってください。
ご登録が
完了できませんでした
error_circle
お手数ですが、
もう一度入力をお試しください